「岡本太郎の遊ぶ心」

太郎さんの本

太郎さんの本

先週末、『岡本太郎の遊ぶ心』を手に取りました。「そうだ、そう言えばそんな人いたなあ。」くらいの軽い気持ちでしたが、今朝この本を読んで感動しました。彼については、万博の「太陽の塔」、「芸術は爆発だ」ということば、ちょっと目つきが狂気な感じ、そのくらいの知識しかありませんでした。今回、彼の人となりを読んで、日本の病んだ政治、芸術、伝統などに対してはっきり物を言った、実は至って常識的かつ理性的な人だったのだと、新しい発見をしました。万博のテーマ「進歩と調和」に真っ向から反対し、有名な建築家の設計した屋根を突っ切って建てた「太陽の塔」は、当時の日本社会にショックを与えました。その後1975年に塔が永久保存されることに決まったとき、彼は心境をひとつの詩にまとめました。それがまた凄まじかったのです。

”あれは孤独に太陽に向かい、大地に挑み続けるだろう。私自身これからも、我が運命を私の挑みの実験台にしてやる。 危険な道だ。 つねに死の予感に戦慄する。 だが、死に対面したときにこそ、その歓喜がぞくぞくっと湧き上がるのだ。 血を流しながらにっこり笑おう。”

1996年、パーキンソン病による、急性呼吸不全で亡くなるまで芸術活動をし続けた、現代稀に見る、偉大な人物でした。

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